大人になってからはご無沙汰だった漫画ですが、
時々文庫になった昔の漫画を大人買いをしてました。
たとえば「日出づる処の天子」、「ポーの一族」、「トーマの心臓」、「綿の国星」などなど・・・。
大人になってリアルタイムで追いかけたのは「陰陽師」とこの「プライド」。
最初はオペラの話でイタリアに留学なんてくだりがあったから読み始めたけど
あまりイタリアは関係ありませんでした@@
新刊が出ると買っていたのですが
とうとう最終巻に。
生まれも育ちも性格も考えも正反対の二人のディーヴァ。
嫉妬心の塊でえげつなく業の深い女性と、生まれながらのお姫様で本当の意味で自尊心の高い女性。
彼女たちが歌を通して、人との関係を通して成長していく様を描いてました。
ラスト、賛否両論だと思います。
あんな終わり方しかなかったのかなあ・・・。
嫉妬の塊で、自分と他人を比較することでしか「幸せ」を感じることができなかった方の女性が
やっとおだやかな気持ちになって、二人は和解・・・が、子供を残して亡くなり
その子をヒロインが育てる。
終わりにするにはこれしかなかったのかなあ・・・。
やはりこの漫画は主人公のお姫様のための物語だったのだな・・・。
余談ですが、たぶんアシスタントが書いていると思われるイタリア人たち
日本人より鼻が低くて、のっぺりしていて、ものすごくださくて・・・・イタリア人が見たら卒倒するな。
それも、ミラノのイタリア人なんですよ!
南の田舎ならわかるけど・・・。
そういえば阿部春明が好きだという中学生の姪っ子にマンガの「陰陽師」を貸したのですが
思えば結構なセクシャル描写があったと後で思い・・・まあ、いいか・・・。