約4年ぶりのシカゴの女性探偵ヴィクシリーズの新刊「ミッドナイト・ララバイ」。
今回は最初から文庫、表紙もなんだか雰囲気が違う・・・予算ないのかな…微妙・・・
いろいろありますが・・久しぶりにヴィクに会えます。
最近ドメスティックな探偵小説ばかりだったので、違う空気が味わえそう。
このシリーズを最初に読んだのは、きっと20年以上前だったと・・。
江口寿史の描くヴィクが魅力的でした。
面白いのは著者と主人公の関係。
作者のサラ・パレツキーはなんとなく都会的でシャープな雰囲気でヴィクに似ていて、フェミニスト臭がプンプン(?)
一方、長く続いている女性たんてシリーズものののもうひとつの代表ともいえるスー・グラフトンは
もう少しアメリカのカントリーガール(って年じゃありませんが・・)の香りがして、それがキンジーに通じる?
ちなみに、スカーペッタは、途中で話がまどろっこしくなって読むのを放棄しました。
女性では、イギリスのミステリー作家ミネット・ウォルターズが好きです。