建築探偵桜井京介シリーズは、第一部の5冊を読み終わり、第二部に突入しました。
よくいうと凝り性な飼い主、はまるとコンプリートするのは食器だけではないようです。
こう寒いと、ブランケットにくるまってぬくぬく読書が心地いいです。。
このシリーズ、主人公と仲間たちが回を追うごとに成長していきます。
人としての成長だけでなくきちんと年も重ねます。
ですので、その関係性や立ち位置がかわったりも。
物語の中に入り込んだような錯覚をおこさせてくれて
主人公たちと一緒に時の流れを感じながら、濃密な時間が過ごせます。
主人公の成長を見守ったシリーズといえば
飼い主にとってはマイロン・ボタイラー
そしてニール・ケアリーのシリーズが今でも双璧です。。
スポーツエージェントのマイロンと
大富豪のちょっと(いやかなり)サイコな親友ウィンの物語は、
アメリカでは第二部ともいえるシリーズが出ているのですが、
日本では止まったままです・・。
版元の早川書房に電話してみたのですが、発刊の予定はなしということです。
取材で偶然お会いした早川書房の社長にも続刊の発売を控えめにお願いしたのですが、
その後も翻訳がでる気配はないです・・・。
一方、かつてストリートキッズだった
ニール・ケアリーのシリーズは残念なことに終了してしまいました。
女性ものではヴィクとキンジーはついつい新刊が出ると手にとってしまいます。。
でもやはり好きなのはマイロンとニール。
大学の同級生だったマイロンとウィンの友情を超えた
マイロンの彼女さえ入り込むことができない世界に悶絶の飼い主です(ー_ー)。
ストリートキッズだったニールを探偵に仕込んだ
義理の父ともいえるジョー・グレアムとの関係も
血を超えた密度の濃さにひきつけられました。
うん、やっぱり男同士の友情にあこがれを抱く飼い主。
小さいころは本当に男の子になりたかったものなあ・・・。
ビービ―泣いて思い通りにしようとする従妹が凄く苦手でした。。
時代が現代で、飼い主のような頭でっかちで生半可な理解を示すような親がいて、
もしあの時の飼い主に直面したら・・・
「この子は性同一性障害?」
なんて先走って勘違いしたり、邪推したくなるほど
「女の子」であることを拒絶していた飼い主です。
赤いランドセルとか、赤い服とか、七五三の着物とか・・・。
今は赤大好きです。
そういえば、20代の中ごろ周りにいる同僚の男性が社外の人に
「こいつ、背中にファスナーついてますよ、開けると中におっさんが入ってます。
女の皮をかぶった男とはまさにこいつのことです!」
なんて失礼なことを言われた覚えも・・・。
「黙っていれば・・」とよく言われたタイプです。。
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