準々決勝以降すべてライブで見ているほど嵌ってます。
ラグビーワールドカップ。
どれくらい嵌っているかというと、先日プレミアの試合を見ていて、86分という表示に「ロスタイム長いな」何て思ったほど。
暫くして、あ、90分だったサッカーは…と、はたと気づきました…。
昨日はユーヴェの勝利で気を良くして、仕事があるのにラグビー観戦。
途中で眠るつもりが、あまりに濃い試合内容に最後まで見てしまいました。
全員が力の限りを尽くした死闘、でもいうのでしょうか。
血だらけ満身創痍なマッチョマンたちは、
アドレナリン過剰で痛覚を失った? と思えるほど。
鼻血を流してふらふらしながらも前に進みます。
格闘技ではないのに、格闘し。
紳士のスポーツなのに、野蛮。でも決して野卑じゃない。
サッカーのプライドをかけての『一対一』とはまたちがう、
プリミティブで、でも真摯な尊厳をかけた闘い。
オーストラリアの選手の消耗が心配です。
一方こちらは一日前に決勝進出を決めたオールブラックス。
リッチー・マコウは決勝に出られるのでしょうか?
ラグビーってあまりパスがつながってトライするというイメージがないのですが、
オールブラックスだけは別。
あのダン・カーターのおしゃれなパスからのトライは鳥肌ものでした。
サッカーのスペースに出すパスと一緒、仲間を信じなければ出せないパス。
思わず夜中に立ち上がってしまったほどエキサイトしました。
ところで、ラグビーはJスポーツでみているのですが、
その解説の方やアナウンサーが結構な頻度で言及するのが気力や心の充実についてのこと…。
オールブラックスは、技術も一流なら、今回は精神的にも充実していると。
その辺はサッカーではあまり聞かない表現です。
「今回のドイツ代表は精神的に充実している」
なんて話はあまり語られるのを聞いたことがありません。
スキャンダル後のイタリア代表が結束している、という話ならよく聞きますが。
それくらい心技体の心の部分の作用も大切なスポーツであるということですね。
裏を返せばそれくらい「繊細」なとこもろあるということ?
アマチュア色が未だに残る部分も関係しているのでしょうか?
そういえば、日本だけでなく国家を謳いながら涙を流す選手をよく見るので
調べてみたら・・・。
ラグビーはホイッスルと同時に決死のタックルをする、
いきなりギア全開のスポーツなので、試合前から集中して気分を高めないといけないのだとか。
涙には、集中した結果と、それを開放する作用があるのだと書いてあって、
なんとなく納得しました。
サッカーの場合、最初は試合に入っていない人もいますが、
ラグビーのあのぶつかり合いをそんな状態でやったら大けがの元ですよね。
オールブラックスとワラビーズ。
因縁の対決の決勝戦が大いに楽しみです。