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大人の遠足 日川渓谷/竜門峡編。

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紅葉に魅せられ、渓谷に惹かれ…すっかり紅葉・渓谷ハンターになっています。

本日は、中央線・甲斐大和駅から日川渓谷を目指しました。
八王子を過ぎると周囲の景色が山へと変わります。
色づいた錦の山と青空のコントランスとに心躍りつつ、自宅から2時間強で甲斐大和駅に到着。
意外と近い、山梨県。

本当は9時26分着の電車に乗り、そのままバスで竜門峡へ向かおうと思っていたのですが、
寝坊したため30分遅れの電車に。
次のバスは3時間後ということで、歩くことにしました。

甲州市のHPをはじめ、いろいろなところで
「竜門峡は、遊歩道が整備された初心者にもやさしいコース」という謳い文句がされていることから、
勝手に駅前にも親切な看板案内があると信じて疑っていなかった私ですが、
なんの案内もありません。
竜門峡はこちら! とかないの?
やる気がないのか甲州市!
いえいえ、歩いていくような酔狂な人がいないのかも…。

無人の駅には11月4日に駅舎周辺にクマが出没しましたという張り紙が…それって先週のことじゃないですか…。
またしても初心者が一人でとんでもない無謀な行動にでたのかと、
不安がよぎるも近所のセブンイレブンで道を尋ねていざスタート!
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ずっとこんな感じの山の中を歩きます。
誰も歩いていません…みんな車です。

それでも様々な色に染まる山に元気をもらい歩いていると、景徳院が現れました。
ここまで2.2キロ。40分くらいでした。
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武田家の最後の当主・勝頼公の墓所があるお寺です。
山の中の立派な山門。

さらに歩き続けること20分余り。
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到着しました、竜門峡! の入口。
ここから沢沿いを歩く! と思っていたのですが、山の中です。
こんな看板も。
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クマ、やはり出るみたいです。
クマ避け鈴代わりに三峰神社の鈴をリュックに付けて進みます。
完璧に山の中です、ところどころぬかるみもあります、
時々どちらに進んだらいいかわからないところも…。
落ちた葉が重なり合い、水を吸って滑りやすい箇所も多々ありました。

ほんと、誰もいない山奥の道でした…。
途中すれ違ったのは2人だけ、私と同じ方向へ道を行く人は無し…。

心の中で「どこが初心者向けのわかりやすく優しい遊歩道なの?」と毒づきながら進みました。
自分の学習能力の無さにあきれつつ、慎重に慎重に…。
渓谷ハイキング、この言葉から勝手に整備された上高地を思い浮かべるクセはもうやめた方がいいと
つくづく思いながら…。
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川の水は音を立てて流れ、その音だけが山に響いていました。
それはせせらぎというにはあまりにも力強く、不安な心には自然の脅威を感じるレベル。
昼なお暗い山道を歩くこと70分。
ちなみに携帯はずっと圏外!(後で知ったのですが、auだけのようです)
栖雲寺という案内を見つけて、川沿いの道から外れて目指してみました。
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こんな山奥に、こんな立派なお寺が!
急に視界が開けて、安堵感が身を包みます。
私は山道を歩くのがすきなのではなく、
山奥にひっそりとある開けた空間が好きなのだとしみじみ思いました。

天目山栖雲(せいうん)寺は1348年に開創された古刹。
織田・徳川の連合軍に敗れた武田勝頼が最後に目指したお寺だそうです。
こんな山の中の道なき道の逃れてきたのですね…。

昨日今日「宝物風入れ展」なるものを開催中ということで、
お茶とお蕎麦をいただけるサービスが。
本堂を見学した後に、囲炉裏端でお茶を。
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珈琲と住職手作りだという、みそ田楽。
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さらに場所を移り、お蕎麦も。正面に富士山を眺めながら食す贅沢。
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ちなみに、このお寺はそば切り発祥の地なのだとか。

住職さんは、鎌倉の建長寺とこちらのお寺を行き来しているのだそうで、
そういえば建長寺はけんちん汁発祥の地だった気がします。

住職さんのお話しだと、武田勝頼が天目山で切腹、お家断絶になった後に、
信長によってお寺は焼き払われたそう。
(さすが、白黒はっきりの信長さま)
焼かれる前に、当時の住職が本尊である釈迦如来を持ち出したとのことで、
美しい木像は今でも目にすることができました。

裏山には、巨岩が累々と重なり合った庭園が。
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お寺の境内の中の「石庭」というよりは、自然のままのダイナミックな岩の集合体のようでした。

遠くには、雪を抱いた富士山も。信玄公が愛した裏富士です。
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あざやかな黄色に輝く葉が美しかったです。
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のんびりと周囲の山々とお寺の静けさを感じ、天目山温泉を目指してもうひと頑張り。
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途中山を覆いつくす紅葉がキレイでした。
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歩くこと15分あまり、温泉に到着です。
標高1000mにあるこの温泉は、渓流の傍らに建っています。
お湯はph値が高いアルカリ性なのだとか。
確かに、お肌がすべすべになりました! 
30度以下の源泉の浴槽は、地元のおばあさまたちがひしめいていては入れませんでしたが…。

露天風呂からは、こんな鮮やかな紅葉が見られました。(写真は食堂からです)
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青い空、せせらぎ、色とりどりの紅葉…鮮やかな景色をみながらの贅沢露天風呂、極楽でした。
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帰りはバスで甲斐大和駅に。
15時40分の電車で岐路に付きました。
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本日も充実の大人の遠足。
次は養老渓谷にしようかな…と、渓谷・紅葉ハンターの心はまだ踊る、そんな晩秋です。

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by alexcorgi | 2016-11-13 20:27 | 山・ハイキング | Comments(0)