シリーズ15冊、番外編4冊の合計19冊を読み終えました。
建築探偵・桜井京介シリーズ。
読み終わってから4日くらいたってますが・・・感想?的なものを。
足かけ15年くらいかけて出版されたシリーズを1か月で読んだので、
「次作が待ち遠しい」という感覚を味わわずに一気に読めたことは、
飼い主のようなせっかち人間にはよかったかも、です。
全体の流れがわかりつつ、すぐ次に進めるということで。
1年に1作ずつ出版されていたパトリシア・コーンウェルの検視官シリーズは
最初のころは読むのが楽しかったのが途中で飽きて放り出しました。
「どんだけ引っ張るんだ!」と毒づいて・・。
アメリカドラマ「プリズン・ブレイク」は、
“どうせ最後は脱走できるんでしょ、まどっろこしい”と放棄しました・・・。
このシリーズも途中から、宗教、裏社会(?)が絡んで
飼い主とは無縁の「ゴシック風」な感じに流れていき・・。
ミステリー小説というよりは、
主人公とされる桜井京介の存在そのものの謎が解き明かされる物語に・・・。
ラストの「燔祭の丘」は、途中痛々しくて読み進められないことも。
神代さんの行動は、一応伏線が張ってあっても納得できないし、
ニコライとニキと灑(あろう)は同一人物とすぐわかるし・・。
ようやく積年の思いい決着をつけて父と決別した京介が・・・
また姿をけしてしまう・・。
今度は「かならず戻る」と言い残したとしても、そりゃないよ・・。
一応これで完結だけど続編ありという布石かな。
主要人物が誰も死ななくてよかった・・。
途中「終わらせるには自分が死ぬ、もしくは父を殺すしかない」と思っていたので。
(お父さんと妹はたぶん爆死しているはずですが・・)
最後の蒼の
きょうすけ
という言葉に少し救われましたが・・。
と、ここまで読んだことがない方には「????」な文章ですみません・・。
ところで、プチご無沙汰の理由は、母のことでいろいろと動いていたためでした。
なんと、急転直下・・・父と母は弟の住む長野県に行くことになりました。
それも来週・・。
飼い主、一家で暮らした一軒家に一人暮らし、もとい一人と一匹暮らし。
来週後半は長野県からお送りします。
寒いのが嫌いな飼い主に氷点下の世界が待っています。。