本屋大賞にも選ばれたベストセラー街道驀進中の三浦しをんの「舟を編む」。
大辞書編集部を舞台にした長編小説です。
最近この著者の「きみはポラリス」や「私が語りはじめた彼は」などのいくつかの著作を
図書館で借りて読みました。
美しい文体、日常を描きながら微妙なズレ感を醸し出す独自の視点、
人物や情景、動作の絶妙な描写、さらにストーリーテラーとしての稀代の才能・・。
挙げればきりのない魅力があります。
著作の数々をゆっくり読んでいこうと思いつつ、最新作がどうしても読みたくて購入。
図書館というところは、話題作だと平気で予約人数が50人とかになるんですね・・・。
そんなに待てるほど悠長な性格をしていないので、即購入。
今日は朝から冷たい雨が降っているので、いろいろな作業が終わったら
あたたかい飲み物をお供に読み始めようと思います。
そういえば、辞典の編集で思い出したこと・・。
知人に聞いた話ですが・・・。
百科事典の編集というのは、膨大な資料、綿密な調査が不可欠で、
気の遠くなるような時間が必要な作業であり、
なおかつ「間違いは許されない」というプレッシャーも相当なものらしいです。
そんな状況下でこの仕事に就くと、精神や肉体に変調を来す人も多いとか・・・。
同じ編集でも、飼い主には100%無理な気がします・・。
まあ、どんなめぐりあわせがあっても頼まれないと思いますけどね・・・。
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