渋谷の東急文化村ミュージアムで開催されている
「ポルディ・ペッツォーリ」展に行ってきました。
ミラノの中心街にあるポルディ・ペッツォーリ美術館は、
イタリア人による好きな美術館ランキングで上位に入る邸宅美術館。
ミラノの貴族、ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリのコレクションが展示されています。
彼は1846年、24歳の若さで先祖代々の素晴らしい財産を受け継ぎます。
それは・・・パルマの名門ポルディ家出身の祖父と、ベルガモの名門ペッツォーリ家出身の祖母の財産、
さらに父が結婚したミラノ有数の貴族トゥリヴルツィオ家の財産を加えた、莫大にして華麗なるコレクションでした。
生涯結婚しなかった彼は、子供を慈しむように美術品を愛し、
その数を増やしたそう。
そんな彼の遺言が、「全ての美術コレクションは永久公開されるものとする」という言葉。
その通りに邸宅は美術館として公開され、第二次大戦で一度は破壊されるも
再建され現在に至っています。
昨年、ミラノで見た多くの作品も来日していました。
中でも好きだった、アルテミジアのポストカードを額と一緒に購入。
優美なアルテミジアに癒されてます。
写真は美術館やお寺に行くときのお供は単眼鏡。
手のひらにすっぽり収まる小さなこちらは、
絵の細部を見る時にぴったり。
鑑賞のお供に役立っています。