標高3026mの乗鞍岳・剣が峰に登ってきました。
初の3000m越え、初の百名山…なんていうと仰々しく聞こえますが
「誰でも登れる3000m越えのアルプス」として名高いところです。
なにしろ標高2700メートルまでバスが連れて行ってくれますから…。
とは言え、3000メートル越えの山を登るなんて、なんちゃってハイカーの私からしたら記念すべき楽しきことでした。
新宿から上高地行きの深夜バスに乗り、新島々で下車。
(ちなみに満席のバスで下車したのは私一人)
始発の路線バスまで1時間ありましたが、着替えをしたり、コーヒーを飲んだりしてゆっくり。
5時18分発のバスで、日本で一番高い位置にあるバスの停留所「畳平」を目指しました。
写真は畳平ターミナル近くのお花畑。
ハクサンイチゲの可憐な白い花が一面に咲いていました。
今年は雪解けが遅く、今が見頃とのこと。
一面の花と澄み渡る空と山、心洗われる素敵な組み合わせにワクワク。
ここから3026mの乗鞍山頂・剣ヶ峰を目指します。
といっても途中までは整備というか舗装された緩やかな登り坂を行きます。
傍らには青い空を写すような紺碧の水をたたえた池が。
言葉を失うような崇高な美しさです。
眼下にこんな景色を見ながら、ゆっくり進みます。
いつもは見上げる雲を見下ろす。
不思議な感覚です。
眼下の山々の連なりが、自分の立つ位置の標高を教えてくれるようでした。
肩の小屋を過ぎるといよいよ登山スタート。
“私には無理かも”と逡巡…。
森林限界を超えた山は、いつも歩くの樹林帯とはまったく違う形相。
ごつごつした登り難そうな石の山は実は初めてだったりします。
頂上直下は、手を使ってよじ登るようなところもありました。
(ちなみにほかの方はひょいひょいと登ってましたが…)
そして、山頂です。
お~3026m!
頂上には神社があります。
あつい雲海に覆われて、眼下は…見えませんでした。
途中、私を追い抜いて行った人、数え切れず。
私が追い抜いた人4人。
歩き方の基本を学ばないと行けないなぁ、なんて思った次第…。
初心者にも登れるということでしたが、
若さでねじ伏せることができない年代の人には
やはり注意が必要な山だと思います。
少しでもバランスを崩すと転倒の危険がかなりあると…。
登るより下りる方が怖いゴロゴロの道。
時にお尻で下りることもありました。
バランスを崩しそうになってこわごわ歩くから
余計ぐらつく…わかっていても及び腰になる私でした。
下りてきたら、コーヒーで一息。
高山植物の女王コマクサが其処彼処に。
低山とは違う空を眺めながらの山旅もまた楽し
次はどこに行こうか…そんな気持ちになる楽しい一日でした。
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