初冬のよく晴れた日曜日、箱根にある明星ヶ岳に行って来ました。
実はとある登山クラブに入会した私、今回が初めてのクラブ山行です。
半年前は山行を“さんこう”と読むことさえ知らなかった私ですが、ピークとかコルとか巻道とか…いろいろな登山用語をふつうに使うようになっていて自分でもビックリ。
この歳になって新しいことを覚えるのは、少し気恥ずかしいですが新鮮で素敵です。
小田原からバスで宮城野橋まで行き、登山口へ。
総勢12人のグループの中で、初心者マークはもちろん私だけ。
皆さんについていけるか、内心ドキドキです。
今回登った明星ヶ岳は箱根の大文字焼きで有名な山。
麓からも大の字を確認できます。
まずはその大の字を目指して!
きつい登りではないものの、いつもは一人でお気楽登山をしている身の上なので、他の方のペースで登るのとに不安はありました。が、幸い少しスローなペースだったので救われました…。
途中木の間から富士山が見え隠れして、陣馬山や奥武蔵から見るより大きなその姿に感激!
大文字焼の上の部分に到着すると、雲ひとつない空に映える雪を被った富士山が現れ、気高く雄大な姿に言葉を失いました…。
雪を抱いた富士山は、有り難さ3割増しです。
いつもは景色に感動し、写真ばかり撮る私ですが、今回は新人として、リーダーそして私にお手本を見せてくださるベテラン女性の方の後に付いて歩く身の上。勝手に立ち止まって撮影することはできず、写真は冒頭の富士山のみ…。
笹のアーチや、黄色い葉の絨毯、澄み切った青空、山を彩る錦の紅葉は心に刻みました。
頂上でお弁当を食べ、下りを経て塔ノ皆を目指します。
途中代の苦手な不規則階段が…両膝が痛くなるも泣き言は言えず、かばいながら頑張って下りることに。
苦手の下りでは、やはり前の人との間が少し離れてしまいました。
あとで皆さんに「新人さんにしてはしっかりついて来ていたわよ」なんて、ねぎらっていただいたのですが、
けっこう必死だったんです、私。
皆さんはとてもスムーズに、簡単そうに歩かれるのですが
私は余計なところに力が入って、力みながら歩いている感じ…。
最後はお寺の裏山に出たのですが、
ここがなぎ倒された竹が地を這うように張り巡らされた荒地で…疲れた身には過酷でした。
ほぼ、4時間の行程で箱根湯本に到着。
紅葉シーズンとあり観光客で賑わう駅から小田急線で帰路に。
箱根は温泉に入りに来るところだと思っていたのですが、登山で来ても楽しいことを発見した嬉しき1日でした。
早くも来週が楽しみです。