夜中の雨もすっかり上がった朝。
澄んで冷え切った大気が辺りを覆っていました。
吐く息は白く、ニット帽に手袋、フリースの上にダウンという真冬の装備でも寒いくらい。
それもそのはず夜半には氷点下まで下がったそうで、水たまりは凍っていました。
そして、見上げれば明神岳に朝日が当たり、これがモルゲンロート?
ローズ色に染まる岩肌が雄々しくも美しく、その堂々たる姿に自然ってすごいなぁ、とため息。
お天気予報では晴天は9時まで。
朝食を食べたら早速行動です。
とりあえずこの日は「ゆったりまったりの豊かな時間」をテーマに、明神池までの往復をすることに。
カメラ片手に紅葉を愛で、秋を満喫。
曇り空の下の明神池は神秘的な雰囲気です。
湖面に映る錦の木々も美しい。
昨日も感じたのですが、中国の方が多いです。
日本人より多いくらいに。
賑やかな中国語の響きに囲まれると、中国の秘境に迷い込んだ気分?
梓川の湖畔で、宿で入れてもらった熱々のお湯でカフェ・オ・レとバームクーヘンでブレイク。
雲行きも怪しくなったので、宿に戻ることに。
テントを担いで歩く人も多々。
昨日は10張ぐらいだったテントもすでに30くらいに増えてます。
宿でカレーを食べて、傘をさしてあたりを散策。
(本当はもう一つの名物の高菜チャーハンを食べたかったのですが、今年の分は終了とのことで諦めました)
お猿さんに出会ったり、
雨に煙る黄葉を眺めたり。
だんだんと雨脚も強くなったので宿へ。
連泊は私のみだったので、誰も居ないラウンジで雨の音と、薪が弾けるおとをBGMに読書。
何もしない贅沢を味わえるのは連泊ならではです。
連泊者には、コーヒーのサービスもありました。
14時からお風呂に入って、メイクも落としてくつろぎモード。
あまり人がいないのをいいことに我が家のリビングのようにオットマンに足を乗せてボーッとしたり、本を読んだり‥。
アクティブに歩き回るのも好きですが、何もしないのも好みです。
夕食は昨日と違い、ビーフシチューがメイン。
タコと野菜のサラダ、松茸の茶碗蒸しとお吸い物など。
ビーフシチュー、コクがあって美味でした。
細かいところまで磨かれた館内、生けてある季節の花、1日目と違う料理‥ここは山小屋という括りではおさまらない、徳沢園という場所なんだなぁと、妙に納得。
昨日お話ししたおば様が20年通い続けているというのにも納得です。
この日はクラブツーリズムの団体さんも入っていたので、食後のラウンジは遠慮して星空を見たり、再度お風呂に入ったり…。
この日も21時就寝、おやすみなさい。