
プレスカンファレンスのプリンチピーノ君。
相変わらず端正なお顔に落ち着いたしゃべり、
静かななかにも燃える闘志を秘めたユーヴェの魂、ピッチの心臓です。
って、きっと多くのユヴェンティーノは思っていると思うのですが、
どうやら日本のサッカー識者と言われる方にはそう思われていないような…。
先日のコッパイタリアの決勝の解説でも、
最近よく登場する城福さんの発言でも、さらにさっき読んだ岩本輝さんの文章でも…
ピルロが絶対的な大黒柱で、
今シーズンもピルロなしではユーヴェの躍進はあり得なかったらしい・・・・・。
皆さんがしゃべっているのをみると、どうしてもぬぐえない思いが・・・。
「みなさん、ユーヴェの試合みてますか?」
確かにピルロは良い選手です。
今シーズンもホームのトリノ戦など、彼のおかげでもたらされた歓喜は数多くありました。
が、同時にピッチ上で一人迷子になっている姿も多く見たような・・・。
おまけにシーズン序盤は出てませんでした…。
なのに、なのに…ピルロ絶対という思い込みのもと語られる言葉たち。
そしてそれを信じる人が多いというのことも想像に難くありません。
ずっと見ていればわかるのにと思ってしまうユヴェンティーナです。

もう少しだけでもわかってほしい
このお方の存在意義を、存在価値を。
ユーヴェファンにとっては生え抜きのバンディエラ候補。
大切な存在です。
そういえば、CL決勝進出を果たしてから、ちょっとだけユーヴェの扱いが向上したような。
手のひら返したように『強い』とか言われると
「いえいえ、強くはないんですよ。でも熱いです」とか謙遜ぎみに語りたくなったり…。
よく見ていない人にとって、CL決勝進出=強いってことなのでしょうか。
それだけすごい大会であるのは確かですが、
ユーヴェは強くはないんですよ、まだまだ発展途上で。
サッカーファンならご存知だと思いますが。
さらに、Twitterでもマルキージオのイケメンぶりを呟く人もちらほら。
日本マスコミにとっては強力な「売り」がまったくないユーヴェですから、
もし優勝して来日なんてことになったら…。
イケメン伊達男とか言って真っ先に取り上げられそうな…。
そのころ、話題を集めそうな人がいなくなっている可能性もあるので…。
なんて夢を見られる幸せな今シーズンです。
決戦まであと3日あまり。
Forza Juve!
fino alla fine!