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八ヶ岳(それも北)で挫折。

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初心者向けと言われる北八ヶ岳の硫黄岳、根石岳、天狗岳の縦走をしてきました。
初めての本格山小屋体験、常念岳・燕岳登山前の訓練…色々な意味のあった登山でしたが、結果は劇沈致しました。

新宿からあずさに乗り茅野へ。そこからタクシーに乗り桜平へ。
オーレン小屋を経て、硫黄岳を目指します。

オーレン小屋で昼食をとり、硫黄岳への登り。半分くらいのところで、ふくらはぎを攣り、そして荷物が重くてバテてだあげく皆さんに荷物の一部を持ってもらう始末。
芍薬甘草湯を飲み、足攣り用の塗り薬も投入するも、30分くらいは動けず、意気消沈。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

その後、気を取り直して登るも、前日までは晴れ予報だったにもかかわらず頂上はガスがかかって何も見えません。
本来なら爆裂火口や赤岳などの絶景が望めるはずなのですが‥。
それでも森林限界を越えた場所を歩くのは、遮るものがなくて素敵でした。
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写真を撮影したころは、まだ景色が見えていましたが途中から、まるで雲の中を歩くような展開に。
レインウエア を着て、ザレた道を登ったり下りたり。
ザレ場の歩き方とか、知らなかったことを発見‥。
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花を愛でたりしながら、歩くのはお天気が悪くとも楽しい時間でした。

予定より1時間あまりおくれて、根石岳の小屋へ到着。
食事は年に一度のお刺身(自己責任で食べよ、とのこと)もあり、美味しかったもですが、ナーバスになっていた私はあまり食べられず。

お風呂に入って少し復活するも、外は荒れ狂うように風が吹いていて、気が滅入ります。
8時に就寝!案の定眠れず…途中うつらうつらしながら朝を迎えることに。
男女一緒の大部屋、私には高いハードルでした。
自分の軟弱さにため息です。

そして外は深い霧に覆われて景色が全く見えない状態のうえ、吹き荒れる風が小屋を揺らしていました。

そんな中、予定通り根石岳、天狗岳を越えて渋の平におりるとのこと。
一抹の不安を覚えつつも、山ではリーダーに従う、そんなルールを受け入れました。

レインウエアを着込み(今回レインパンツをはじめて履きました)、外へ。

そこはまさに暴風雨の世界。
横殴りの雨が体を打ち、立っているだけで飛ばされそうな風を受け、見えない方向へ進みます。
もうね、不安しかありませんでした。
気分は八甲田山?
心の中で「嘘でしょ」と叫んでいました。
が、進むしかありませんので、稜線で風に対抗し、鎖を握り、岩を登り、
大きな石がゴロゴロある下りをおっかなびっくりおりました。
そうしている間にも容赦なく雨が降り続き、眼鏡は水滴がついて前も見えない状態に。

ここで、予想もしなかったさらなる悲劇が私を襲いました。
今年買ったパタゴニアのクラウドリッジさん、水を通してましたよ。
濡れて、みるみる色が変わるクラウドリッジ !

寒くて、足がフラフラになったのは、あとで考えると低体温症だったのですね。

大きな石がゴロゴロと重なる下りをおぼつかない足で下りながら、このままだとまた転んで骨折するかも、いや骨折で済めばいいくらい? とそんな危機的な気持を抱いていました。

天の父と母に「どうか無事に下りられるよう見守ってください」
と祈りながら、うんざりするような長い下りを下りてきました。ほんと、うんざりでした…。
ほとんど最後までゴロゴロした石の道は、豪雨のため途中から川になってました。

上半身ずぶ濡れでボロボロのわたしですが、そんな横を涼しい顔で抜いていく人も。
そうなんです、実はそんなにハードなコースではないのですよ、わたし以外の方には。
麓に着いた時には「顔死んでますよ」と言われて、力なく笑うしかない私でした。

麓で温泉に入ってさっぱりする予定も、タイムオーバーで無理に。
ずぶ濡れの上半身を着替えてバスに乗るとくしゃみがつぎつぎと。

一緒に行ったベテランさんは
「この天候の中歩けたら、どんな状況もう平気です」と言ってくれましたが、もう懲り懲りのわたしは、来週の常念・燕岳を辞退しました。

3日間歩き切る自信もないですし、ご迷惑かけるのもなんだし、何よりあんな思いをするのはもうたくさんと言う気持ちが勝りました。

姪っ子は中学の遠足で行った嵐の硫黄岳で「二度と山に登らない」と決めたそうですが、伯母も硫黄岳の嵐の洗礼の前に撃沈しました。

思えば、上級者と中級者の二人と一緒に登り、自分少しは出来るようになったと錯覚していたのですね。

私が好きなのは、私の実力に見合うのは、上高地だったり、ロープウェイで行ける木曽駒ケ岳なのかもしれないと改めて思った次第。

帰ってからパタゴニアとやりとりし、クラウドリッジ は不良品とのことで全額返金されました。
パタゴニアの店員さん、目の前のずぶ濡れのジャケット見てもまだ自社の製品の性能自慢してました・・・。

そのやりとりにも疲れ、当分山はいいかな、尻尾巻いて高尾山にもどろうかな…そんな心境の私でした。


by alexcorgi | 2019-07-23 14:04 | 山・ハイキング | Comments(0)